記念講演「さきたま あれから これから」に市民大学と同窓会が団体で参加

市民大学と同窓会が団体で参加

記念講演「さきたま あれから これから」に

地元「さきたま」の関連歴史を学習しロマンを感ず

 

 埼玉県教育委員会主催の記念講演「さきたま あれから これから」の情報(チラシ、以下に)が年末に入った。おもしろそうな内容なので直接申し込んだ人もかなりいたようだ。 行田市郷土博物館の行事と重複して迷っている人もいた。

刺激的なチラシ

出発前の集合写真

さいたま市にある1200人も入る埼玉会館の大ホールでの開催である。 申込者数が低調との情報が行田市の商工会議所に入り、「行田さきたまをテーマにした講演会」であるので「地元行田からの参加者を増員」することになった。 具体的には団体バスで送迎するので、行田市民大学と同窓会などに参加者募集と動員協力が来た。 参加者も集まり、大型バス1台分の団体となった。

帰りのバスの中で今村理事長から、今回の参加者数の発表があった。
   市民大学9期生:12人、10期生:13人、同窓会:12人、役員:6人の計43人
個人的に興味があっても行田市から参加しにくい今回の記念講演会も、往復の交通を考慮していただいた事で仲間・友人と連絡を取り合って参加するなど増員になった。

埼玉会館の会場へ向かう

 「さきたま古墳群と有名な鉄剣がある」程度の認識しかない地元の私たちは今回の講演を受講して、さきたまの古代、ヤマト朝廷との関係、同時代の他の有名な古墳などを見聞して、「古代のロマン」を感じた人も多かったのでは。

大きな会場の2階席が私たち地元から来た団体の席として確保されていた。意外と見易くゆったりとしていた。この2階席を団体で来た私たち行田の元気と熱気で賑やかにしたことは、会場の皆様にアピールした事でしょう(1階から見て2階席まで人がいる!)。

今回の団体行動は、記念講演会を聴講するだけでなく、往復のバスの中での仲間といろいろ語り合えたりして参加者相互の交流になったことと思う。

以下当日(2019年2月17日)の動きを紹介する。

1 さいたま古墳公園 10:45集合、11:00出発の予定
大型バス2台が配車され、市民大学関係は出席者確認と会費を納め、2号車に乗り込む。
出発前にバスの横に集まって集合写真を撮る。女性の参加者が多いのにビックリ。
全員が着席した所で、行田商工会議所小川雅以会頭よりあいさつ。今回、大型バスを配車してでも聴講者を集めることにした判断に大いに賛同し感謝する。

2 バスは一般道路を走り埼玉会館へ。NPO行田市民大学活動センターの今村理事長よりあいさつ。大型バスの配車の経緯を含め、今回の参加のように各種の行事にグループ・団体として参加することの大切さも理解できた。会場到着前に、用意された「サンドイッチ」で昼食を済ませた。

3 大きな会場の2階席が、「地元(行田市)席」として準備されていた。 1階席の後方と比べれば以外と良い場所だ。
配布されたレジメ(資料集)は内容も充実しており立派なものだ。 きっと参加出来なかった歴史好きからは「欲しい」と声がかかる代物だろう。特に22ページからの資料編は、図表・写真などわかりやすくまとまっている所が良い。

4 講演や座談会も次第どおりに進み、充実した内容だった。 エピソードにもびっくり。

その主な内容をあげると

4.1 稲荷山古墳において礫槨(れきかく)の発見は、「当時の技術レベルから見て非常に偶然性が高く運が良かった」と当時の担当者の声を聞きびっくりした。

4.2 鉄剣発見当時の取扱(一般物の保管などで事故の無かった偶然)と錆びついた鉄剣の銘文発見までの10年間、大変な努力の連続だった。担当者の執念を感じる。

4.3 一方、国宝に指定されるとほとんどが上野の国立博物館に所蔵になってしまうのに、この行田市に国宝を保管することに努力した当時の畑知事や担当者に感謝・感謝です。

4.4 講演も予定通り終了し、17時帰路に着く。 一般道路は渋滞であったが、友人・仲間との同席であったのでいろいろな会話もでき良い交流にもなった。

5 今回のバスの往復や参加者登録など面倒を見ていただいた役員の皆様、ありがとうございます。     

(文責:関川忠彦、写真撮影:尾畑宜成)