元荒川水循環センター見学

熊谷市、行田市、鴻巣市、北本市、桶川市流域の下水を集め、終末処理している桶川市の元荒川水循環センターを見学できる機会がありました。行田市の下水が桶川市で処理しているとは知らなかったので勉強になりました。

元荒川水循環センターでは、流域から汚水管を通して集めた下水を綺麗にして川に放流しています。
流入下水→沈殿池→微生物による反応により汚れを分解→濾過→消毒→川に放流
また、この過程で発生する汚泥は、脱水して焼却炉に運んで約850°の高温で焼却後、セメント原料などに再利用しています。   資料はここをクリック → 快適な水循環を目指して

直径2.8mの下水管の展示

反応タンク
 活性汚泥(かっせいおでい)と呼ばれる目に見えないくらい小さな生物(これを「微生物(びせいぶつ)」とよびます。)がたくさんいるドロと最初沈殿池から送られたうわ水を混ぜて、汚れを沈みやすいかたまりにします。

反応タンク上部 
 反応タンクから出ている配管は、反応タンク内の気体を集めて脱臭設備に送る配管です。

脱臭設備
 反応タンクや最初沈殿池から集められた気体は、この機械で臭いを取り除いたあとに外部に放出します。

ガスタンク群

巨大な容量のタンク

1,2号焼却炉
 脱水設備により水分を75%程度まで減らし、汚泥を脱水ケーキにする。この脱水ケーキを焼却炉で焼却します。

3号焼却炉

 

五期 田村(記)