行田市民大学・行田市民大学同窓会 合同講演会(音声付き)
平成31年1月17日(木)に「忍城開城とその後の甲斐姫」をテーマに行田市民大学・行田市民大学同窓会 合同講演会がものつくり大学にて開催されました。
講師の三池純正(よしまさ)氏は、1951年福岡県生まれ。歴史研究家・作家。歴史の現場を精力的に踏査し、現場からの視点で歴史を見直す作業を続けられています。また、「天秀尼の生涯ー豊臣家最後の姫」「女城主直虎と徳川家康」など多数の著書も出版、NHK学園で歴史講座も行っています。なお、三池純正公式ブログも開設しており、今回の合同講演会についての感想も掲載されています。
講演要旨
忍城の水攻めは忍城を攻めるためではなく、秀吉の力を天下に示すためのパフォーマンスであったこと、忍城は豊臣軍が包囲した時点ですぐに降伏したが、秀吉がそれを認めず無理やり水攻めにしようとしたこと、忍城では攻防戦は行われなかったこと、水攻めは最後まで川のせき止めが出来ず未完に終わったこと、城が開城した後、流浪の身になった甲斐姫がどうして秀吉の側室になったか、甲斐姫の秀吉への哀願によって一度は没落した成田家が再び大名に復帰したこと、秀吉死後、甲斐姫の消息は不明であること、などをユーモアを交えて楽しく講演していただきました。
行田市民にとって興味あるテーマだったためか、一般市民38名を含み180余名と予想を超える聴講者で会場は満席状態でした。
講演会に出席できなかった方のために音声を添付します。