味噌造り体験(無添加・手造り)を開催
平成31年2月11日(月)建国記念日の祝日に「味噌造りの体験」を行いました。当日は、今でも雪が舞い降りる寒さと、北風が吹き曇り空の中21名(男性9名・女性12名)は古代蓮の里に8:30分集合して頂きました。そこから相乗りで柿沼重兵衛さま宅に向います。
8:40 :行田穀類加工研究会(柿沼重兵衛様)宅に到着・・・ 行田市長野6517番地
市民大学同窓会ののぼり旗
各自各々 味噌仕込み用容器・長靴・エプロン・三角巾・マスクは用意して頂きました。
8:50 :2日前から準備して頂いた「行田市くらしの会」の長島善江様が出迎えて頂きました。
8:55 :加工所には靴から長靴に履き替えて入ります。
味噌加工所内に入ると、大鍋4個の中には大豆が沸騰し湯気がムンムンとしていました。実は大豆、米麹は2日前に準備していたとの事です。
2日前から準備をして頂いた「行田市くらしの会」長島善江様
クラブ活動 渡辺国雄実行委員長の挨拶
本日は寒い中大勢の参加ありがとうございます。殆どの皆さんが実際に本格的な味噌作りは初めてと思いますが、柿沼様のご厚意に快く御受けして頂きました。重兵衛様は御年90歳になられたそうです。味噌造り70年、本格的な味噌造りに挑戦してみましょう。又 「行田市くらしの会副会長」長島善江様も講師として協力頂きました。
行田穀類加工研究所 代表 柿沼重兵衛様
真剣に聞き入る参加者
先ずは、皆さん洗剤で手を奇麗に洗って準備が整いました。
よーく 奇麗に洗いましょう!
大釜(4個)に、今朝6:00に火を入れた大豆が煮上がっています。ザルに移しひと肌程度まで覚まします。
炊き上がった大豆をザルに掬い取ります。
30㎏の大豆を2つのザルに移します。
冷めるまでこのまま、一ザル15㎏です。
大豆は新潟産大豆「エンレイ」平成29度産
隣のテーブルでは二日前に仕込んだ米麹をムロから取り出してほぐす作業です。丁寧にほぐさないとムラができて上手くできないそうです。
ムロから米麹を取り出す
丁寧に米麹をほぐします。
手で細かくほぐす作業
冷ました大豆15㎏を混ぜます。
塩(天日塩)を3.3㎏入れる。
米麹と大豆をよくかき混ぜます。
大豆の煮汁をヒシャク1.5~2杯入れます。この作業により味噌の味が格段に良くなります。
混ぜ合わせた米麹と大豆
米麹と大豆を「粉砕機」にかけミンチ状にする。
大きな団子をつくります。
容器に団子をはたき込み空気を抜く
二重に空気が漏れないよう輪ゴムで絞めて完了
しかし、まだ一連作業は終わった訳ではありません。次の方の為に、大豆の洗浄・米を蒸かして米麹を寝かせるまでして、次の方にバトンタッチとなります。
米の洗浄(行田産彩のかがやき)
米を蒸籠で蒸します(約1時間)。
炊き上がった米を冷まして(ひと肌程度)30㎏
よくかき混ぜて米が冷めるまで待つ
米味噌用こうじ菌を振りかける。
30㎏の米にこうじ菌2袋
よくかき混ぜて
ビニール袋に入れて
室に入れて発酵させる。
片づけが終わり集合写真を撮る時は13:30分でした。3日間の工程を一工程でやるのは難しいです。写真の並びが変な所もありますがご勘弁です。皆様のご協力に感謝致します。今年の12月頃には美味しい手前味噌が出来る事でしょう!
クラブ活動委員 塚田東司 記
お味噌の保管について
保管と食べ頃を参考までに記載致します。
蔵での保管がベストですが、家庭では床下収納庫に食べ始める来年2月まで入れたまま、早ければ12月に、出来れば来年の2月が良いです。しっかり熟成させて!
来年の5月になったら小分けして冷蔵庫に入れて置くと良いでしょう。
クラブ活動委員 中澤和子