講演会「塙保己一の生涯」が開催されました。
2022年1月20日(木) 行田市総合体育館 研修室にて行田市民大学・行田市民大学同窓会合同講演会が開催されました。
演題 全盲になりながらの国学者 塙保己一の生涯 ・・・偉人の国内歴史資料の発掘と保存への努力ある生き方・・・
講師 塙保己一記念館 資料解説担当 野口泰宣先生
講演の内容を要約すると、塙保己一は延享(えんきょう)3年(1746年)から文政(ぶんせい)4年(1821年)武蔵国児玉郡保木野村(むさしのくに こだまごおり ほきのむら)(現・埼玉県本庄市)生まれで江戸時代後期に活躍した全盲の学者です。7歳のとき、病気がもとで失明しましたが、15歳で江戸に出て、学問の道に進みます。多くの困難の中、大文献集「群書類従(ぐんしょるいじゅう)」666冊をはじめ、散逸する恐れのある貴重な文献を校正し、次々と出版していきました。48歳のとき、国学の研究の場として現在の大学ともいえる「和学講談所(わがくこうだんしょ)」を創設し、多くの弟子を育てました。生涯、自分と同じように障害のある人たちの社会的地位向上のために全力を注いだのです。そして、文政4年(1821年)2月、盲人社会の最高位である総検校につき、同年9月に天命を全うしました。
受付
今村理事長挨拶
尾畑同窓会長挨拶
講師紹介 田口企画研修委員長
講師 塙保己一記念館 資料解説担当 野口泰宣先生
聴講者の皆さん
謝辞代表 青木さん
以上 広報委員会 田村