定期講演会「行田の足袋づくりの起こりと足袋産業の歴史」が開催されました。

2025年10月8日に連続講演会の第2回「行田の足袋づくりの起こりと足袋産業の歴史」が講師に行田市教育委員会文化財保護課中島洋一様を迎えて忍・行田公民館ホールで開催されました。

企画研修委員会青木孝茂幹事の司会で永島宏章同窓会会長の挨拶と講師紹介があり、講師の中島洋一様から足袋に関する最新の話題3件が披露されました。

今日、10月8日は「足袋の日」 日本足袋工業会が1988年(昭和63年)に制定。10月は七五三、正月、成人式等和装で足袋をはく季節の前、8日は八が末広がりで縁起が良いとしてこの日が選ばれ、和装文化に欠かせない足袋の魅力を多くに人に知ってもらうことが目的とのことです。

10月4日、5日にソニックシティで平清盛の生涯をオペラで描く新作「平家物語―平清盛ー」が初演された。オペラで重要な役割を果たす舞台衣装に県内の名産品「行田足袋」が「秩父銘仙」とともに用いられ、足袋はイサミコーポレーションが無償で提供したそうです。(補足資料、読売新聞埼玉版2025年10月4日)

生産量日本一の危機 1位に徳島県鳴門市「鳴門足袋」、行田市は2位に転落か。鳴門市は合成ストレッチ足袋(伸縮性の高いナイロン生地)の生産(見津菱足袋(株))、S、M、Lの3種類でのサイズ展開が可能。これに対して木綿足袋は5㎜単位のサイズ展開が必要です。江戸時代中期から足袋の製造が始まった鳴門市は行田市、倉敷市と並ぶ足袋の三大産地です。

1.なぜ行田で足袋づくりが始まったのか

2.なぜ行田で足袋づくりが盛んになったのか

 

3.なぜ行田が日本一の足袋産地になったのか

4.なぜ行田の足袋産業は衰退したのか

 

5.なぜ行田足袋と足袋蔵が日本遺産になったのか

質疑応答の後、企画研修委員会小林敏子幹事の謝辞で閉会しました。

行田市教育委員会文化財保護課中島洋一様に歴史に関する3回の連続講座の第2回の講演会でした。直近の「行田足袋」の話題も興味深く伺うことが出来ました。第3回は2026年度行田市民大学同窓会定期総会に伴う講演会となる予定です。健康づくりに「行田足袋」を教育の場、いきいきサロンの場など行政が真剣に取り入れてほしいものです。

                     (広報交流委員会、田島)