井澤弥惣兵衛為永の石碑

本日の講演会のテーマ見沼代用水を開削した井澤弥惣兵衛為永を祀った石碑が利根川大堰脇の見沼元圦公園に建っています。もとは少し上流の治子神社にあったものだそうです。水神である弁財天と並んで祀られています。弥惣兵衛為永がどのように用水を作ったら良いか思案していたところ、弁天様が流れてきて川筋を教えてくれた漂流伝説から祀ったものだそうです。私たちのグループは市民大学在学中に利根川荒川の漂流伝承を調べていました。見沼代用水と井澤弥惣兵衛については、この他にも見沼に住んでいた竜神が新田開発にあたって住みかを追われたことから、寺に灯籠を寄進して供養したなどの竜神伝承も残っているそうです。

命の水、地域の水、そして歴史の水。

これからも川や水と言った環境問題を歴史を通じて学び紐解いていきたいですね。