クラブ「ブラたび」の10名が粕壁宿散策と通称「地下神殿」見学に行ってきました。

平成30年2月8日(木)男性3名、女性7名で日光街道4番目の宿場・粕壁宿をボランティアガイドさんの案内で散策しました。あわせて首都圏外郭放水路(地下神殿)にもぐってきました。

秩父線と東武線を使い、春日部駅に9時03分到着。街へ出るとすぐに春日部市ご自慢の「シャッターアート」が迎えてくれました(34カ所あるそうです)。

 

商家の蔵(古利根川河岸の米問屋田村本店)。舟運を利用して相当の財を成したようで、広い敷地に数個の蔵がありました。現在は不動産業を営んでいました。本店前には日光・岩槻・江戸の方角が書かれた道しるべがありました。

  

 

古利根公園橋には市のモットー「彫刻のあるまちづくり」にふさわしく幾つもの作品が並んでいました。

    「ジーンズ・夏」 佐藤 忠良氏作                     「茉莉花(まつりか)」 舟越 保武氏作       

       

 

 滝と噴水(テト馬車)    雨宮 一正氏作         駅の近くにある「風になるとき」 西野 康造氏作

 

最勝院「春日部重行公墳」鎌倉~南北朝時代に活躍した武将、氏の名が現在の地名の由来、江戸時代に粕壁宿(粕壁氏?)と変えたそうです。

 

昼食後、東武線で南桜井駅まで移動、そこから予約してあったタクシーで地下神殿のある「龍Q館」へ約10分。夏場は予約を取るのが困難ですが、この時期、混雑はなく我がグループの他には5~6名。

もぐる前に職員さんから構造説明と130段の下り登りの注意がありました。地下50mを貫くトンネルを含み13年の歳月をかけ平成18年に完成。中川などの4河川のあふれそうな水を各立坑で取り込み、地下トンネルを通し調圧水槽(地下神殿)で貯えます。

 

綾瀬川と江戸川下流に挟まれた地域は地盤が低く、水害に悩まされていました。

 

一列になって地下神殿の入り口に進みます。       130段の階段を降りました。

  

 

高さ18mの柱59本で、サッカーグラウンドの1.5倍の広さの空間を作っています。行ったことはないですが、ギリシャのパルテノン神殿に似ているらしい。説明を聞きながら、地下神殿の広さにただただ驚き。

 

 

パルテノン神殿(本物)

 

10名全員が130段をクリアー。

約1時間の受講・見学後、帰りは1日2便しかない路線バスに乗り南桜井駅へ行き、電車を乗り継ぎ、行田には4時頃帰りました。

10日ほど前の最低気温-5度と云う寒さも和らぎ、暖かな日差しを受けて約1万歩の早朝からの道中でした。

ボランティアガイドの吉田様、中村様、宿場の丁寧な案内を有難うございました。

7期卒業生 尾畑(記)