「二子山古墳発掘調査現地説明会」に参加しました。
平成30年2月3日 「史跡埼玉古墳群の二子山古墳発掘調査 現地説明会」がありました。
6世紀後半に造られたこの古墳は全長132mで武蔵の国で最大の規模を誇ります。
前方後円墳のくびれ部分に取りつく壇状の施設「造り出し」の調査結果が学芸員から説明されました。
「造り出し」は日本全国5000基の前方後円墳の内約150基にしかなく、主に埋葬者の祭祀の場として使われたのではないかと考えられています。普段はシートが掛けられ保護されていますが、この日だけは取り除かれ発掘の様子が現れました。
当日は「造り出し」からの出土品も展示されていました。
手前から土師器(茶色高坏)、須恵器(灰色器)、円筒埴輪破片。
後円部の調査も行われ、埴輪の破片が出土していることから埴輪を立て並べていた可能性が考えられます。
学芸員の説明を聞き“俄か考古学者”になりました。有難うございました。
7期卒業生 尾畑(記)