第3回 同窓会「歴史系クラブの散策会」が皿尾地区で行われました。

 令和元年11月7日 表記の散策会が皿尾久伊豆大雷神社を中心に行われました。今回の講師は、9期生の青木孝茂さん(皿尾久伊豆大雷神社宮司)でした。

 皿尾のふるさと館13:30集合、21名(男15名、女6名)の参加でした。全員の自己紹介の後、神社の縁起の説明があり、古くから伝わる古文書や阿部家寄進の太刀等を見せていただきました。

(写真をクリックすると鮮明に拡大されます)

青木講師の事前解説

古文書などの説明

 

 

 

 

 

                           

 

       次に本殿に入り、1軒2神造り(久伊豆神社・大雷神社)をお拝みました。久伊豆神社は忍城の守護神として城主から厚い信仰を受け、大雷神社は、雷よけ・百日咳治癒の神として住民から信仰されていました。

本殿内部

2神が祀られている

 

 

 

 

 

 

 

 土塁跡 本殿の北側に1m弱の土盛りが続く土塁跡に登り、往時の説明を受けました。おそらく、皿尾城跡を訪ねた人は見過ごしてしまうこの場所に案内していただき貴重な体験ができました。

土塁の説明

土塁へ登る

 

 

 

 

 

 

       

     忍城から来る成田道を上池守へ向かって少し歩くとケヤキ(一本木・手をつけるとたたりがあるという伝説)があります。

昔の仕置き場で、罪人を縛り付け、蚊に攻められる刑があったそうです。

成田道

蚊喰塚

 

 

 

 

 

 

 

 

  皿尾地区は、長い間排水と用水不足に苦しんで、明治34年から堰や樋管が建造されました。その名残の記念碑と堰。

松原堰跡

堰樋改築記念碑

 

 

 

 

 

 

 

 庚申様(こうじんさま) 皿尾城の本丸があったといわれる古墳。頂上の石祠の中には当地から出土したといわれる人形埴輪が祀られていました。

     庚申社

北方に見えるのは古墳ではなく残土盛りだそうです。

 

神社前で

 

青木宮司の言葉

「本日は、皿尾久伊豆大雷神社へようこそお越しくださいました。成田家勧請の神社に成田と争った羽生城の出城があったことを知る地元の方は多くありません。史跡が語る歴史の息吹に存分に触れていただき、思いをはせていただけましたら、これほどうれしいことはありません。」

白袴は研修生が着用するそうです、既に宮司となっている青木さんの謙虚さを感じました。

現役でお仕事にご活躍でご多用の中、青木様有難うございました。

          同窓会会長 尾畑(記)