行田市民大学同窓会「同窓生の集い」が開催されました。

行田市民大学同窓会「同窓生の集い」が2024年3月28日(木)に忍・行田公民館ホールで開催されました。

渡辺国雄クラブ活動委員会委員長の司会で開会しました。来賓の行田市民大学今村武蔵理事長が令和6年度は15期生を34名迎えることができ、15周年記念公開講座として次の3講座 ①5月16日(木)に安岡定子さん講演会「今なぜ論語なのか」 ②9月5日(木)に女流棋士・行田市観光大使の矢内理絵子さん講演会「ひらめき~勝負を左右する思考と決断」 ③明年1月16日(木)に忍郷友会会長・松平家16代当主の松平忠昌氏の講演会「松平家の歴史」を行田市教育文化センターみらいホールで開催すると挨拶がありました。同窓会永島宏章会長が「同窓生の集い」の意義を述べて午後のひと時を楽しく過ごして下さい、と結ばれました。

開会挨拶する渡辺クラブ活動委員長

挨拶と15周年記念講演を紹介する今村理事長

挨拶する永島会長

講  演 同窓生 田島 実様(行田市民大学第12期生)が5産業・経済グループの2学年グループ研究発表「フライ ゼリーフライ 100年フード」認知度アップ戦略を、つづいてグループ研究仲間で立ち上げたクラブ名「気ままなめぐみるく」の発足と活動内容などが披露されました。1.グループ研究テーマ選定の理由:1学年でゼリーフライを研究した。2022年3月13日(日)読売新聞でフライ及びゼリーフライが令和3年度に文化庁が新設した「100年フード」も近代部門で認定されたことが報道された。「フライ ゼリーフライ」が飛躍するために何が必要であるかを考えてみたい。2.「100年フード」の概要:①個性を活かしながら創意工夫され育まれてきた地域特有のもの②世代を超えて受け継がれ③100年を超えて継承することを宣言する団体が存在する、①から③の全てを満たす食文化となります。そして伝統、近代、未来の100年フード部門があります。3.「フライ」の歴史と現状:北埼玉地域は利根川と荒川の二大河川が流れる穀倉地帯で稲作の裏作として小麦の生産が盛んでした。「フライ」は食用油で揚げた物ではなく焼き物で、農家が手軽に作るおかずでありおやつでした。名前の由来は行田周辺が布の産地であったことから「布来ふらい」、フライパンで作るから等諸説がある。かつては足袋工場で働く女工さんのおやつでした。現在はフライ専門店、喫茶店などで手軽に味わうことができます。4.100年フードに認定されたフライですがその認知度はどうなのか。「フライ」アンケートを実施する。5.お店の味はどうなのか。市内5店舗の「フライ」を一堂に集め試食会を実施する。6.試食の感想、意見を踏まえて「フライ」調理実習をする。チームワークの良さで市内で一番おいしいフライができました。味の決め手はソースです。ソースを吟味するとずっとフライの味が引き立ちます。メンバーのフライ愛は世界一!です。7.家庭・お店・地域・行政の4者に対する提言、提案です。:①家庭では創意工夫で自慢の家庭の味とすることができます。②お店では定番のソースの他にもカレー味、みそ味、塩味など「味、大きさ、価格」などの工夫で来客の年代に応じたバリエーションを増やす。③地域では公民館講座などで地区の自慢のフライづくりを競い合う。④行政では「市報ぎょうだ」にフライシリーズ(その歴史、文化、作り方)特集を掲載し、市民に興味を持って手軽に作れる郷土料理とする。続いて、動画「みんなでフライ作りを楽しむ」がありグループ各自が好みの具材を持ち寄り和気あいあいとフライ作りをする姿にグループ研究の意義を見たように思いました。

皆さんもお好みの具材を用意して手軽なフライ作りに挑戦してみてください。食べたくなりました。

コンサート ハープ、ピアノ、ソプラノ歌手で素敵なハーモニーを奏でる5人グループの「ぴあのしも」の皆さんのミニコンサートでした。春を迎えた今の時期にぴったりの「朧月夜」「花」から始まり「野に咲く花にように」「みかんの花咲く丘」、中頃には同窓生と一緒になって手話を交えて「春が来た」「鬼のパンツ」の合唱で盛り上がり、「津軽海峡冬景色」「川の流れのように」「糸」「翼をください」「you raise me up」と、あっという間にお開きの時間となってしまいました。

「ぴあにしも」の皆さんに謝辞を述べる永島会長