令和5年度行田市民大学・行田市民大学同窓会 特別講座が開催されました。

令和5年度 行田市民大学・行田市民大学同窓会 特別講座 行田市民大学長(行田邦子 行田市長)講話「私の描く行田の未来」 ~新しい行田へみなさんといっしょに!!~ が令和5年10月3日(火)に行田市民大学在校生(第13期生・第14期生)・行田市民大学同窓会会員の参加のもと行田市教育文化センター(みらい)文化ホールで開催されました。

受付風景

特別講座は、10時20分に行田市民大学運営部越前谷法子副部長の司会により行田市民大学基本理念の唱和に始まり、今村理事長及び永島会長の挨拶、行田邦子学長講和、質疑応答があり11時40分に終了しました。

司会の越前谷法子行田市民大学運営副部長、同窓会永島会長、市民大学今村理事長

行田市民大学 今村武蔵理事長は、特別講座で行田の展望と市民の役割を学ぶこととしたい、と挨拶されました。行田市民大学同窓会 永島宏章会長は、行田市民大学の発足経緯を語り青年会議所、ものつくり大学との関わり、武蔵水路改修と小規模発電設備設置の提案をしたこと、参議院議員時代に行田邦子市長がたびたび行田を訪問していた、として行田との因縁を感じる、と挨拶しました。

今村武蔵行田市民大学理事長

永島宏章行田市民大学同窓会長

講話は、自己紹介から始まり、なぜ行田市長になろうとしたか、行田市政の近況報告で終わりました。

引越 さきたま古墳を借景の家に住みたいと城西から渡柳へ10月2日に引っ越す。2階の和室から奥の山古墳が望めます。行田に骨をうずめる覚悟。1965年9月8日に岩手県遠野市(母の実家)で生まれ、東京・蒲田の小さな工務店で育つ。東洋英和女学院(港区六本木)中学部・高等部を卒業、帰国生が多かった国際基督教大学で5年間(1年間スペイン留学)学ぶ。

行田邦子行田市民大学長(市長)

会社生活18年間 (株)旭通信社(現(株)ADKホールディングス)時代に飛び込み営業で1か月1億円のテレビスポット広告(カメラのさくらや)を成約。

参議院12年間 『スーパー落下傘』(生まれ等何のかかわりがなく政界に入る)2006年12月28日、(株)電通で仕事納め最中に民主党小沢一郎(岩手県、同郷)さんから「明日、党本部に来て。政権交代の手伝いをして欲しい。」の電話。与党・民主党時代 外国人による水源地、森林などの土地買収が起きたことから所有者不明な土地が多いことに気付き、所有者不明な国境離島の国有化、不動産登記の義務化などの提案型質問を行う。「女性い議員を増やしましょう!」党派を超えた活動の「政治分野における女性の参画と活躍を推進する議員連盟」事務局長(運営のかなめ)などを歴任。

2022年国政、県政、市政へ 参議院議員時代に機会ある度に行田へ来ていたが、行田は観光資源・平地・都心に近い等々いいものを生かし切れていない、と考えていた。支援者から①2023年4月市長選がある②市民が行田の未来に危機感を持っている③部外者でも良いなどの声をいただき、決断、決心し2023年2月出馬表明、当選させていただきました。

行田の人口減少 行田市の人口は2060年代に半分強となってしまう予想。原因としては、子供の割合が少ない。人口割合の比較でみると、年少人口(0~14歳)は全国11.6%、埼玉県11.5%、行田市10.0%である。

行田市人口動態と年齢3区分別人口割合の比較

重点施策 人口減少率の低下、人口減少への歯止めとして少子化対策 子育て支援:行田市独自、3歳未満の保育の無償化 教育の充実:小学・中学の合併、義務教育学校として良い面、前向きな捉え方をしユニーク、英語のできる、行田の歴史を学ぶ(英語で行田の歴史を学ぶ、英語で行田の案内) 産業誘致 関越道、東北道どちらからも遠い交通アクセスの改善 17号国道バイパスを高速道路化(近隣市と共に国土交通省道路局を要望訪問した) 子育て支援・雇用の創出・交通インフラの整備の好循環により税収増を図る。 開発のネックは歴代の都市計画にある。国道125号沿いは優良農地があり市街化地域と農地が入り込んでいる。2023年10月1日付けで企業誘致課を設置。

令和5年9月補正予算による新規事業 ①50歳以上の市民に帯状疱疹ワクチン接種費助成事業②自転車用ヘルメット購入費補助③生活道路等整備事業(予算額増額)

三方領知替 文政6年(1823)「三方領知替」から200年。桑名藩主松平忠堯が忍へ国替えとなり、領内の町役人・名主・寺社などが藩主松平忠堯に御目見えした12月12日に城下町でしかできない行事を行います。みんなといっしょに!

質疑応答 ・日本遺産再審査について 6年ごとに再認定が行われる。再認定を提出している。日本遺産のストーリー性、市民の関心を高めたい。花手水めぐりとの連携。足袋蔵の開放(蔵の中に入れる)などイベント行事を実施したいが個人所有のためハードルがある。文化財・観光・企画の3者を連動させオール行田で取り組みたい。・JR行田駅前の周辺地域再開発について 行田駅前にコンビニもない。JR行田駅を使わないのか。立地条件の難しさがある。市主導の駅前再開発事業は難しい。

秋の訪れを感じる秋空の下で開かれた行田市民大学・行田市民大学同窓会の特別講座。未来の行田、新しい行田の到来を見たような1日でした。市民の一人として、みなさんといっしょに‼役割を担いたいと感じました。