わくわく歴史ウオーク 忍藩の歴史散策

参加9名  2023.06.28
蒸し暑くなりましたが、今回は忍藩にまつわる場所に足を運んで、見識を高める目的で約2時間の歴史散策を行いました。

商工センター集合 9:15で散策開始
その前に、忍藩の藩主の歴史から
1.のぼうの城でおなじみの、成田氏(長親)の時代 石田三成、大谷吉継による水責めの戦い
2.阿部豊後守忠秋(老中首座)の時代 孫の正権の時の三方領地替え 忍→白河→桑名→忍
3.桑名松平(奥平)親藩として、徳川幕府の中枢を担う 秩父地方の森林伐採権、鉄砲の火薬に使う硝酸の採掘、江戸湾(東京湾)の湾岸警備 富津→第三お台場 会津藩と組んでの警備体制

それでは、出発
① 家老、鳥居強右衛門 屋敷跡 (商工センター隣のシミズアーネスト敷地内)
大河ドラマの「どうする家康」の3~4週前に、長篠の戦いで伝令役で武田軍に捕まり、嘘の供述を強いられ最後の最後に織田軍の加勢ありし旨を味方軍に報告、磔(はりつけ)獄門の刑に処されるも桑名城主(松平氏)に認められ足軽から数代を経て、忍藩の家老まで登り詰めた人物。(現在も持田桃林寺にお墓が実在) *説明の途中変なおじさんに、話しかけられ難儀する。

  

旧鷹部屋町を通り
② 谷郷口六つ門跡
忍藩の穀倉地帯、谷郷、星宮に通じる重要な道の出入りを見張る谷郷口御門。明け六つ、暮れ六つに門が開け閉めするため、六ツ門と呼んだ。(しかし今と違い時計がないため、夏と冬との時間差があり、アバウトな管理体制であった。*工事を請け負った大工により北谷門(六ツ門)を、加須市不動岡総願寺に寄進され、今も西の角に黒門として実在されている。

③ 地獄橋跡
忍藩は大きな沼澤に囲まれ、沼に浮かぶよう 忍の浮き城といわれたように、あちらこちらで水路が張り巡らされていた。地獄橋付近で水路が合流して、波立ちこの橋に逆巻く様はまるで地獄絵でいつしか、地獄橋の名がついた。

④ 忍東照宮、諏訪神社(お諏訪さん)
帯グル輪、旧百軒長屋を過ぎホザナ保育園の脇を通り、忍東照宮へ出る。いまだうっそうとした参道を行きお参りをする。昔は、壮大なお祭りがあり人出で、前に進めないくらいの賑わい
で繫栄した。

⑤ 忍城祉
正門、忍城の時鐘、三重櫓など見学

⑥ 藩校 進修館表門
天保三年(1832年)奉行後藤五八、大工町世話人宗兵衛らによって建立。

⑦ 本丸通り アンブレラーシャワー
現市役所に抜ける道に、100~200個の色とりどりの傘がつるされて、以外に素敵。途中、人気犬ビジョンフリゼなどインスタ映えを狙って、写真を撮っていた。おとなしくて可愛い。約2時間の歴史散策でした。

⑧ 食事
一人を除き、8名でレストランで食事。男性2人、女性3名:生ビール、ほか3名ノンアルで乾杯。楽しく、近くでも知らない場所を見学できて良かったネ♪

次回、7月度は秩父華厳の滝、水潜寺(全国札所めぐりの結願寺)を予定します。お楽しみに!!!

5期 記:寺田、写真:田村